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ABAと早期療育について詳しく見る

応用行動分析(ABA)と早期療育の重要性について

児童発達支援Campoでは小集団と個別支援を行う上で、ABAを取り入れています。
また、多くの研究結果や複数事業所の経験から早期療育を推進していきます。

応用行動分析(ABA)について

応用行動分析学 (Applied Behavior Analysis; 以下、 ABA) とは、 「社会的に重要な行動に、確実に影響を与える環境変数を発見して実践に応用し、 行動改善のテクノロジーを開発する科学的アプローチ」のことです。
療育においては「望ましい行動を増やし、望ましくない行動を減らす」といった表現がよくされます。
日常生活で大切な行動を良い方向に変えるための科学的な方法です。人の行動は周りの環境によって影響を受けるという考えに基づいています。
ABAは自閉症支援でよく知られていますが、学校教育、職場での安全対策、健康的な生活習慣づくりなど、さまざまな場面で活用されています。科学的な方法で「何が本当に効果があるのか」を確かめながら進めるのが特徴です。

なぜABAなのか?

以下の論文からも分かるように、根拠のある支援方法のため取り入れています。
また、アメリカでは約40州で自閉症児の療育として保険適応されています。
  • 週35~40時間の早期集中療育により平均IQが20上昇、約50%の子どもが 知的に定型発達域に到達しました。(Lovaas,1987; Sallows & Graupner, 2005)
  • IQが35以上の24名の児童に対し、週に約30~40時間の療育を4年間実施、 平均IQは約25上昇しました。(Sallows & Graupner , 2005)
  • 生活年齢が18~30ヶ月の48名の参加児に対し、週20時間の介入を2年間実施。 平均知能指数は約24上昇し、適応行動や、診断名の変化など、 専門的な介入がない場合と比較して有意に改善を示しました。 (Dawson et al., 2010)

療育の現状

日本臨床心理士会 乳幼児健診における発達障害に関する市町村調査 報告書によると
発達障がいについて、80%の自治体は早期発見には取り組んでいるものの、早期療育に取り組んでいる自治体は25%に留まっています。

早期療育の重要性

Lovaas博士(1987)の研究では、2-3歳の自閉症児に週40時間の集中的なABA療育を提供した結果、約半数の子どもたちが通常学級で教育を受けられるまでに改善しました。
対照群と比較して平均IQが30ポイント以上向上するという驚くべき成果を示しています。
このことから、「適切な早期介入によってお子さんの可能性は大きく広がる」ことを科学的に証明した、発達支援の歴史を変えた転換点と言えるでしょう。

具体的にどの様な事をするのか?

①まず、改善したい行動(例:生活習慣、コミュニケーション能力など)を明確にします
②その行動がどんな時に起こるのか、その前後に何が起きているのかを注意深く観察します
③観察から、どんな環境の変化がその行動を良くする(または悪くする)のかを見つけ出します
④その発見を使って、具体的な方法を計画し実行します。例えば、良い行動ができたときにすぐに褒めるなど
療育の質を上げるために研修などを行っていますが、スタッフがより良い療育ができるように、AIも活用してご家族と関わっていきます。

相談先

Campoではお子さんから始まり、周囲の人へと笑顔の輪が広がるような支援を心がけています。
望ましくない行動を減らすために何かをするというより、お子さんのできること、得意なことを全力で伸ばすことで、成功体験から社会性を身につけられるようにサポートしています。
どうしたらいいか分からない、相談支援が見つからない、セルフプランとは?など、どのような疑問でも経験豊富な管理者がお悩みに寄り添います。
お気軽にお問い合わせください♪

 
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